中には新馬から他を圧倒する馬もいるわけで。
キタサンブラックの新馬パドックはすごかった
新馬戦のパドックは『後の未勝利馬も、GI馬も一緒に出てくる』ということで、走る馬を見分けやすいとも言われています。ただ、実際レースをやってみないと分からない部分も多いですし、馬券を買う前のパドックでそれが分かるなら今ごろとっくに成功しています(苦笑)
それでも新馬戦パドックの時点で「この馬はヤバイかもしれないぞ」と思わせてくれたのが、2015年1月31日。上に写真を載せたキタサンブラックです。
510キロの雄大な馬体で他を圧倒する迫力、1歩1歩のダイナミックな歩様。それでいてまだレースを知らず、気持ちが散漫であどけない気性。これが心技体ともに充実してくればどれだけ走ってくることか。一方で、大柄なだけでダイナミックな馬体を活かしきれず、そのまま現役を終えてしまう競走馬もたくさんいるわけで。この馬は一体どちらに転ぶことになるのか、、、。
この新馬戦には他にも538キロ、510キロの馬が出ていたので、決して馬体の大きさだけで「抜群に良く見せて、他を圧倒している」と感じたわけではないです(苦笑) それでもそこからGIを7勝、歴史に名を残す競走馬にまで上り詰めるとはさすがに想像できなかった。
産駒は現2歳世代が初年度。まだJRAでは勝ち馬が出ていませんが、キタサンブラック自身が3歳になってからのデビューでしたので、まだ慌てる必要はないでしょう。抜群に良く見せる大物を輩出してくれることを願って。