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競馬の魅力
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駄馬の中心となるページ

競馬を1から解説します

 僕はギャンブルは絶対やらない、あんなものは身を滅ぼすだけの
ものだと思っていました。確実でないものに大切なお金を投じて、
はずれてしまえばそれで終わり、当てたとしても次のレースで再び
儲けたお金を投じ、はずれたら・・・、悪者だと思っていました。

 ギャンブル嫌いという事は関係なく、僕はゲームが好きでした。
特に街を成長させる等の育成ゲーム。何十時間もかけて自分だけの
ものを作るという作業に集中していました。そんななか友達の間で
流行し始めた競走馬育成ゲーム。ギャンブル嫌いというのもあり、
あまり興味を示していなかったのですが、「楽しいよ」という友達
の言葉を聞き、「育てる」という事を楽しみに始めてみました。

 結果は……おもしろい! まだ強くない馬を自分が良いと思った
方法で鍛え上げてレースに出し、徐々に強い馬が集まるレースへと
挑戦させる事の楽しさ、勝ったときの喜び、負けたときの悔しさと
今度こそ勝ってやるという意欲。街が育っていく様子を眺めるのも
楽しかったのですが、それとはまた違った楽しさがあり、何度も
何度も時間を忘れるほど熱中しました。楽しんでいるうちに自然と
競馬の仕組みや流れが理解できるようになっていったのです。

 そして、「競馬もスポーツの一種なんだなぁ」と感じたのです。
馬や騎手が努力して一歩でも前進しようとする様子はサッカーや
野球やモータースポーツなどのスポーツと変わりない、と。同時に
ギャンブルだ、と見向きもしないのは良くないと痛感しました。
(都合良く理由を付けているだけだと思われるかもしれませんが)

 そうなってくると「本物の競馬も見てみたい!」という思いが
生まれてきます。ゲームに熱中し始めてから数年、競馬の知識等も
ある程度つき、友達と競馬場に行こうということになりました。
緊張して眠れなかった前夜、胸躍らせて向かった競馬場への道……
この時点で、ギャンブルだからと思いとどまる事はありません。
ただ、走る馬の姿が見られる、競馬が体感できるということしか
頭にありませんでした。そして、競馬場へ・・・。

 結局、馬券は買いました。ギャンブルは悪い事で良いことは何も
ないと思って、やらないと言っていたのに。おまえは意志の弱い奴
だと思うかもしれませんが、確か3000円ほど購入したと思います。
僕には大金でした。これをここで使わなければ○○○が買えたのに
という思いも残っていました。後になって考えれば、惜しくない
出費だったと思います。それほど競馬場は異次元の世界でした。
競馬場は想像以上に広く、ただただ口を開けて呆然とするばかり。

 そして人、人、人。ギャンブル命の40代、スーツ姿の男性、主婦
グループ、学生サークル(に見える)集団、家族連れ、カップル、
中高生、70歳をすぎたと思われるお年寄りの人・・・。新聞片手に
予想していたり、画面を見てレースの様子を見ていたりして様々な
人が来ているんだなと思っていると、20代の女性が一人で熱心に
新聞を見て予想していたりして、今まで持っていたギャンブルの
イメージが本当に崩されました。みんなが気軽に競馬というものに
接しているなというのが生の競馬場で僕が実感したことです。

 そして迎えた第1レース。馬がコースに出てきたのを見て感動。
テレビなどではそう見えないのですが、騎手の着ている勝負服が
鮮やかで美しい!どのデザインも競馬場に映え、馬の美しさを一層
引き立たせていました。そしてなんといっても馬の走る姿が本当に
格好いい!全身を使って懸命に走る姿を見て、全身が震えました。
それほど素晴らしい。馬券がかかったレースではなく、レース前に
馬だけを見てそんな感情を持ったのです。今でも走る馬の姿を生で
見ると身震いがしたり、何ともいえないものがこみ上げてきたり。
その不思議な感覚が競馬の魅力であり、本質なのかもしれません。
(そう思いこむことで馬券がすべてではないと納得してるのかも)

 レースのすばらしさは伝わりにくいのでここでは書きません。
実際に競馬場で、生で観戦してみてください。特にニュース番組
などでも取り上げられるG1(ジーワン)と呼ばれるレースはぜひ
自分の目で、耳で、全身で感じてください。馬券を買わなくても
楽しめますし、100円でも馬券を持っているとまた違ってきます。

 レース前の緊張と興奮、ファンファーレに合わせての観客総出の
手拍子、新聞を突き上げ、声を張り上げて応援する馬を送り出す。
(馬は臆病なので、フラッシュ撮影や紙を投げるなどは厳禁!)
騎手への声援、馬への応援。みんな別々の馬を応援してはいても
観客席が一体となってとにかく叫ぶ!願う!その中を懸命に馬を
導いてきた騎手と長い距離を必死に走ってきた馬がゴールを駆け…

 馬券がはずれた人、当たった人、買わなかった人までも関係なく
惜しみない拍手と声援で騎手と馬を出迎え、騎手も喜びを表わす。
さらにそれを見て観客が応える。

 泣いてしまうかもしれません。楽しんでいるかもしれません
 悔しがっているかもしれません。笑っているかもしれません
 ふだんの生活では感情を表に出さない人がガッツポーズする
 普段の生活で目立たない人が先頭に立ってみんなを引っ張る

 そんな事もここでは珍しい事ではありません。何か違うのです。
観客のそれぞれが持てる力をすべて出して戦い、応援したあとには
今まで持っていた競馬への思いはきっと、変わっているはずです。
生の競馬をきちんと体感した上でもう一度、考えてみてください。


 競馬って本当にギャンブルの一言で片づけていいものですか?